まず、関係する自治体の数だ。横浜みなとみらいは全域が横浜市であり、基本的には横浜市が自由にエリアを管理し、インフラを整備することができる。
一方、お台場は港区、品川区、江東区にまたがり、ゆりかもめには中央区も絡む。複数の区で異なる思惑が、街づくりに影響している。実際、東京オリンピック・パラリンピックに備えて豊洲から勝どきまでゆりかもめを延伸する計画があったが、臨海部への地下鉄計画を重視する中央区の反発によって中断されている。
次に、民間企業が街づくりにかかわる姿勢だ。一例としてどちらも一般社団法人の、「東京臨海副都心まちづくり協議会」と「横浜みなとみらい21」を見比べてみると興味深い。横浜みなとみらいは主要施設の運営者が軒並み参加しているのに対して、お台場は該当しそうな大手企業がメンバーに入っていないなど、やや一体感に欠ける印象だ。
東京臨海副都心まちづくり協議会のHP https://www.twca.or.jp/member/
横浜みなとみらい21のHP https://ymm21.jp/
そして、訪問して痛感したのが、各施設の連携と歩きやすさだ。
横浜みなとみらいは、桜木町駅方面から海に向かう「クイーン軸」、横浜駅方面から海に向かう「キング軸」、街の中央部でこれらをつなぐ「グランモール軸」という3つの軸があり、それに従って歩道が整備されている。エリアマネジメントを徹底しているのだ。
横浜みなとみらいはエリアマネジメントが徹底されている 拡大画像表示
ゆえに歩行者は導線が分かりやすいので歩きやすく、商業施設にとっても集客がしやすい。







