「あの人、なんであんなことを言うんだろう……」。傷つくこと、嫌味なことを言われたとき、あとから思い出してモヤモヤ。繰り返し嫌な気分を味わってしまう……という人におすすめなのが『人生アップデート大全――停滞した自分を変える66の習慣』(池田貴将著)だ。人生にブレイクスルーを起こし、別人級に成長することができる「すごい習慣術」を網羅している。本記事では、人に嫌なことを言われたときの考え方について取り上げる。(構成/小川晶子)
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嫌な言葉をリピート再生
「あの人、なんであんなこと言うんだろう」
傷つくこと、嫌味なことを言われたとき、あとから思い出してモヤモヤすることはないだろうか。
多くの大人は、面と向かって「は? その言い方はないでしょう!」などと言い、喧嘩をすることはない。感情を飲み込み、うまくやり過ごす。
しかし、その場はうまくやり過ごしたようでも、あとから「嫌な言葉」を頭の中でリピート再生して嫌な気分になってしまうのだ。
ひっかかる言葉をどうすればいい?
少し前、「洗脳されているんですね」と言われたことにちょっとモヤモヤした。
とある仕事の依頼をお断りする際、「私はAさんの仕事を受けているので、Aさんと真逆の主張をしているBさんの仕事を受けるのはちょっと難しいかと……」ということを伝えたとき「Aさんに洗脳されているんですね」と言われたのだ。
意外な言葉だったので、うまく反応できず「えっ、えっ?いや……、なんというかあまり良くないのかなって」とモゴモゴ答えた。
結果的にこの話はなくなったが、あとから「なんで洗脳なんて言ったんだろう」と気になった。
どう返すのが正解だったのか? というのも含めて、考えてしまう。
たいしたことではないと思う。
でも、このひっかかる感じはどうしたらいいのか?
ベスト1:冷静に、好奇心を持ってその言葉を解剖する
停滞した自分を変える習慣を紹介しているベストセラー『人生アップデート大全』には、「人から嫌な気分になることを言われたとき」にやるべきことが書かれている。
1 その人は、実際なんと言ったのか
まずは事実確認だ。「悪口を言われた」「ひどいことを言われた」ではなく、主観を排除して、「相手が実際に言った言葉」をそのままノートに書き出す。
私の場合は「洗脳されているんですね」。
2 相手はどんな気分・感情だったか?
相手の表情や言動から、どんな感情だったかを想像して書き出す。
何の気なしに言ったのかもしれないし、イライラしていたのかもしれない。
私の場合の相手は、おそらく「何の気なしに、冗談のつもりで言った。ただし、自分の思い通りにいかないことに多少の苛立ちはあった」。
3 相手の言葉の中に良質なアドバイスはあるか? 好奇心を持って探す
相手の言葉を解剖し、その中から良質な「アドバイス」を摘出する。
ここでのポイントは「好奇心を持って探す」ということだ。
本書では、精神科医ジャドソン・ブルワー博士の言葉「好奇心が不安に対して効く」を紹介している。
「もしかしたら、この言葉の中には自分の人生を良くするようなアドバイスが含まれているのではないか?」と好奇心に目を輝かせて探すようなつもりで考えてみる。
すると……
私の場合は、「主張が対立している人の話を聞き、文章にすることができるのもまたライターの仕事の良さ・面白さでもある。自ら偏ろうとするな」というアドバイスが含まれていたと考えることができる。
これに思い当って、モヤモヤは晴れた。
よいアドバイスがなかったら?
好奇心を持って良質なアドバイスを探しても、まったく見つからない場合もあるだろう。
本書ではこう言っている。
――『人生アップデート大全』より
嫌な人だとしか思えないなら、さっさと忘れるに限る。
自分を責める必要はないし、何度も思い出して嫌な気分を味わう必要はない。無視でいい。
こうやって冷静に考えることができれば、停滞から抜け出して前に進むことができるだろう。
(本稿は『人生アップデート大全』に関する特別投稿です)











