持ち歩くのは
小さな鞄1つでいい
身軽な生活を始めるに、一番手っ取り早いのは、鞄を小さくすることだ。
僕は飛行機に乗る時も、大きなトランクは持ち歩かない。
ハンドキャリーが可能な極小さな鞄を1つだけ。どこに行くにもこれで出かける。
鞄の中に入れるのは、下着と靴下、iPad、家の鍵、眼鏡くらい。
出張先での服は現地で調達する。どうせ1カ所の滞在は長くても3泊4日だから。
あとは携帯電話、小さな財布、薄い手帳、渡航に必要な貴重品を忘れないようにするだけ。
鞄を1つだけと決めて、サイズをコンパクトにするだけで、自然と持ち物は減ります。
たくさん入らないから、数を絞らざるを得ない。
もしも鞄を2個も3個も持って、大きなトランクまで引っ張るとなれば、入る分だけモノを詰め込もうとしてしまう。
最初から「これしか持っていけない」と枠を決めてしまえば、諦めざるを得ない。
新しいモノを買えば、古いモノを捨てるしかない。
常に持ち物が入れ替わる感じが、フレッシュで気持ちいい。
なんといっても預けた荷物の心配はいらないし、荷物がターンテーブルから出て来るまでの時間が節約できる。
小さな鞄1つだけの生活、どうですか?
見知らぬ人との会話が
刺激になり心が若返る
人間は慣れるとバカになる。
頭を使わなくなって、衰えていく。
だから、できるだけ不慣れな機会に身を置くことが大切だと、普段から意識しています。
会話1つとっても、顔見知りの知人友人と会って話すと心地いいのは当たり前。
相手がどういう性格で、どういう話をしそうなものか、想像がつくので安心感がある。
でも、いつも同じ面子と会って、同じような会話をしてばかりだと、どんどん頭が衰える。
大事なのは、自分に“負荷”をかけ続けること。
僕はむしろ見知らぬ町の市場に飛び込んでいって、店内で買い物をしているおばちゃんと3分話すほうが刺激になります。
「おばちゃん、どこから来たの」「今日のおすすめは何なの」「へぇー、珍しいね」「どうして?」
そんな話をするほうが、頭を使う。心が若返る。
そして、こういう会話は日常の至るところで、やろうと思えばいつでもできる。
毎日を豊かにする刺激は、日常の中にたくさん隠れている。
どんなに感動した本でも
読み終えたら捨てる
身軽な自分をキープするには?
そう聞かれたら、とにかく「捨てること」と答えます。
捨てる、捨てる、惜しげもなく、捨てる。
物理的にモノを捨てるのを習慣にしていたら、心も身軽になってきた。
そんな感覚があります。
例えば、読んだ本をコレクションのように本棚に並べるのが好きな人がいますが、僕はまったくの逆。
『ぜんぶ、すてれば』(中野善壽、ディスカヴァー・トゥエンティワン)
本は読んだら捨てる(古本屋に売る)。
どんなに感動した本でも、とっておくことはしません。
しかしながら、良い本はしばらく経つとまた読みたくなる。
そんなときは、また新品を買うのです。
だったらとっておけばいいじゃないか。そう思うかもしれませんが、1回目に読んだときの自分と2回目に読みたくなった自分はまったくの別人です。
ゼロに立ち返って新鮮な気持ちで、フレッシュな学びに出会いたい。
そんな態度で、清潔なページをめくる瞬間が心地いいのです。







