壱成は役者として
私よりずっと技術がある

――ところで最近は俳優・いしだ壱成さんとバラエティー番組での親子共演もたびたび話題になっています。オファーを受けたときはどんな気持ちでしたか?

 お話が来た時は正直、迷いました。でも、「自分が断ったら、壱成へのオファーもなくなってしまうのかな」と思い、受けることにしました。

 実際にオンエアを見てみたら、壱成がとてもサマになっていてカッコよかった(※日本テレビ系『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』の名物企画「夜の口パクヒットスタジオ」に登場、親子でB'zに扮したパフォーマンスを披露して話題に)。

 彼は、役者として私よりずっと技術がある。そういった彼の姿を垣間見る機会ができて良かったです。

――石田さんのキャリアを振り返ると、本当に幅広くお仕事をされていますね。芸能界で売れるための戦略はあったのですか?

 トレンディドラマの俳優として人気が出たと思ったら、次はニュースキャスターになり、でも不倫騒動で降板になり……。

 その後、クイズ番組に出た時は、1問外すたびに顔にパイを投げつけられるようになりました(笑)。

 その少し前までカッコつけてラブシーンを演じたり、スーツを着てニュースを読んだりしていた人間が、島田紳助さんや浜田(雅功)さんに頭を叩かれ、顔面パイまみれになっている。

 でも、それが視聴者にすごくウケたんですよ。その時、「あぁ、これはこれで自分の役柄なんだな」と腑に落ちました。

 俳優の仕事だって、カッコいい役ばかりじゃありません。泥臭くてカッコ悪い役だってある。そう考えると、受け入れることは簡単でした。

 だから戦略はなく、ただ好きなことを「夢中でやっていただけ」かもしれません。

 実は今も、新しい映画の企画が進んでいて、それが楽しくて仕方ないんです。私は本来、照れ屋なのでカッコつけてポーズを取るのも本当は恥ずかしい。でも、映画の仕事はそんなことを忘れるほど夢中になれます。

>>インタビュー(2)『顔を見れば一発でわかる「本当に頭が良い人」の決定的な特徴【石田純一が教える】』では、浅野温子さんや浅野ゆう子さんら天才女優と共演して気づいたこと、石田さんの「人に好かれる術」「仕事を引き寄せるコツ」について話を聞いています。

2ショット70代の今も夢中でいられる仕事がある。石田さんの若々しさの秘訣もわかった気がします!(佐藤圭一)