「いいとこ取り」か「中途半端」か!?商社も参入する“事業会社発コンサル”、現役コンサルが明かす本当の評判写真はイメージです Photo:PIXTA

商社や通信会社などの事業会社が、自前でコンサルティングファームを立ち上げる動きが加速している。こうした「事業会社発コンサル」は、既存のコンサルにはない「実務経験」という武器を持つが、果たして本当に信頼できるのか。独立系コンサルファームの現役経営者が、業界内での“本当の評判”を明かす。(森経営コンサルティング代表取締役 森 泰一郎)

本家コンサルファーム顔負けの
「事業会社発コンサル」が台頭

 ここ最近、新たな潮流として、商社や通信会社などの事業会社が「コンサルティング部門」を立ち上げるケースが増えている。

 そうした「事業会社発コンサル」の中には、自社グループ内の業務改善に特化した企業も存在するが、それだけではない。

 本業で得たノウハウや知見を武器に、クライアント企業の戦略策定・実行支援・業務改善などを手掛ける、本家コンサルファーム顔負けの企業も登場している。

 本連載の読者の中にも、こうした動きについて「既存のコンサルファームにとって脅威になるのでは」「実際に案件を依頼して大丈夫なのか」などと関心を持っている方がいるのではないだろうか。

 そこで今回は、他社支援を担う事業会社発コンサルが台頭している理由や、現役コンサルから見た率直な評価を述べていく。