写真はイメージです Photo:PIXTA
クライアント企業の経営課題を分析し、戦略を立案、実行して解決に導く。これが世間一般で知られるコンサルティングファームの業務内容だ。だがコンサル会社の中には、入社から間もない新卒社員を客先に送り込むケースが存在する。顧客側が「せっかく高いコンサル料を払ったのに、なぜ若手が?」「実務経験のない人を信頼していいの?」と疑問を抱くのも無理はないが、実は納得の理由があった。(森経営コンサルティング代表取締役 森 泰一郎)
20代前半の若手コンサルに
クライアントを「支援」できるのか?
コンサルティング業界は玉石混交であり、「優秀な人」と「そうでない人」が混在している――。本連載ではそうした前提のもと、良いコンサルタントを見極める方法や、コンサルファームを有効活用する方法について解説している。
初めて読む方のために整理しておくと、筆者のスタンスは「コンサルファームと付き合う上では、顧客企業側が『自分たちが主役』という認識を持つべきだ」というものだ。全てを「お任せ」にしてコンサル側が主役になると、プロジェクトの失敗につながりかねないからである。
そして筆者は最近、読者から「若いコンサルは信頼できるのか?」というご質問をいただくことが増えた。
具体的には「コンサル会社に依頼したところ、新卒1~3年目の若手社員や、コンサル未経験と思われる中途社員がプロジェクトメンバーに含まれていた。本当に信頼してよいのか?」といった内容だ。
確かに顧客企業からすれば、自分たちの方が業界知識やビジネス経験が豊富であるにもかかわらず、経験の浅い相手に「支援」されることに疑問を抱くのは当然だ。高額な費用に見合う成果が出るのか、不安になるのも無理はない。
そこで今回は、筆者なりの目線で質問にお答えしていこう。







