ブランドのネームバリューだけでなく
「中身」と「裁量」に着目する

 知名度が高く、誰もが知る企業に入社することは、事実一定の信頼や安心感をもたらす。

 一方で、ブランド力さえあればどこでも良いというわけではないのも事実である。

 特に大手企業では、

・業務が細分化されており、裁量が小さい
・成果が見えにくく、やりがいや成長実感が乏しい

 といった声を耳にするケースが多い。

 キャリアアップを図るためには、

(1)変革フェーズや社内でのキャリアアップ事例が豊富か
(2)配属先での裁量や業務内容が明確か

 の2点にも着目することが重要である。

 新しい挑戦ができる環境であれば、個人の裁量が大きく、やりがいや成長実感も得やすくなる。

 また、配属ポジションが自身の志向にマッチしているかどうかは、キャリア形成において極めて重要だ。

 とはいえ、部門ごとの実態は外からは見えにくいため、ここはわれわれエージェントが企業との接点やヒアリングを通じて、実情に基づいた提案を行うことが一般的だ。

「何ができるか」ではなく
「何を任されるか」が重要

「やりたいことが明確だから」「未経験から○○に挑戦したい」このように業務内容を軸に企業を選ぶ若手も増えている。

 しかし注意点として、「未経験可」と書かれていても、実際には限定的な業務に留まる場合がある。

 例として、未経験からマーケター職を希望する場合、SNS運用や記事作成など低単価・非収益領域に限定される、結果として年収アップや市場価値の向上に繋がらないといったリスクが存在する。

 真にマーケティング職としてキャリアを作って行くのであれば、(1)リード獲得・CV改善などの売上やKPIに紐づく施策を担当できるか、(2)データ分析から改善提案まで一貫して携われるか、という2点が欠かせない。

 前者は、売り上げ貢献実績がキャリア評価に直結する。後者は、単なる実行者でなく、戦略視点を持った人材として成長できる環境であることを意味する。

 特定の業務内容、職種、領域へチャレンジしていく場合は、必要なスキル経験を得ることができるのか、配属後の業務内容はどうなっていくのかを事前にしっかりと確認すべきであり、それが難しい場合はエージェントを通じた精度の高い企業選定が有効である。