ジェフ・ベゾス氏とイーロン・マスク氏は先週、宇宙空間を舞台に再燃するライバル関係の中で、それぞれ異なる困難に直面した。こうした事態は、両氏が描くサイエンス・フィクション(SF)のような夢を現実のものにすることが、いかに過酷であるかを浮き彫りにしている。ベゾス氏にとっては、この地球から飛び立つこと自体が今でも大きな難関だ。同氏の宇宙開発企業ブルーオリジンのロケットは5月28日夜、発射台上で劇的な爆発炎上を起こした。一方、マスク氏が直面した緊張はもっと微妙なニュアンスを含むものだった。同氏がソーシャルメディア上で、同氏が率いる宇宙開発企業スペースXのデータセンター事業について明確さを欠く情報を発信したことで、波紋が広がった。これにより、同社の「マルチプラネタリー(多惑星居住)」の目標に向けた、数百億ドル規模の資金調達を目指す新規株式公開(IPO)の先行きに不透明感が漂うこととなった。