部下が上司を信頼するかは、上司の「ふるまい」で決めている。
優秀なマネージャーは、「少しだけ演技」する。あえて「演じること」を選べば、「部下に信頼される」「会社に評価される」「自分も疲れない」職場になる。そんなリーダーの実践的なふるまい方をまとめたのが、『3000件の職場の悩みを解決したプロが教える リーダーのふるまい大全』(本田淳也著)である。本稿では、同書の内容を一部抜粋して紹介する。
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部下から相談されたときに絶対にしてはいけないこと
「課長、先週ご相談した件、いかがでしょうか?」
部下から、こんなふうに催促されたことはありませんか。
難しい案件を相談されて「検討しておく」と答えたまま、うやむやにしてしまう。
忙しさもあるでしょう。
判断に迷うこともあるでしょう。
でも、この「返事のない相談」が、部下に与えるダメージは想像以上に大きいのです。
宙ぶらりん状態の部下が抱える不安
「相談したのに答えがもらえない」状況で、部下は仕事を進められません。
お客さんに回答できない、他のメンバーにも迷惑をかける――そんな不安の中で待ち続けているのです。
「上司が頼りなくて困っている」という声は少なくありません。
「相談しても『うーん、どうしようかな』で終わる」
「『検討します』と言ったきり、1週間音沙汰なし」
「『とりあえず様子見で』と判断を先送りするだけ」
こうした体験をした部下は、次第に「このリーダー、大丈夫かな」という気持ちになり、信頼関係が崩れていきます。
リーダーに求められる「判断する覚悟」
そもそも、リーダーの役割のひとつは「判断すること」です。
会社から権限を与えられている以上、何らかの形で返答する責任があります。
もし判断できないなら、さらに上司に相談するか、期限を明示して待ってもらう。
「これは重要な案件だから、部長に相談してから回答するね。明日の午後には返事をする」
「情報が足りないから、関係部署に確認したい。木曜日までには必ず答えを出す」
こうした対応であれば、部下は安心して待つことができます。
「向き合う覚悟」が信頼を生む
どんなに難しい案件であっても、必ず向き合い、何らかの答えを出す。
その覚悟を持ったリーダーの下で、部下は安心して働けます。
相談されるということは、部下があなたを頼りにしている証拠です。
その信頼に応えるためにも、「相談したけど、返事がもらえない」を「相談してよかった」に変える。
それが、現代のリーダーに求められている姿勢なのです。
(本稿は、『3000件の職場の悩みを解決したプロが教える リーダーのふるまい大全』の発売を記念したオリジナル記事です)









