オンラインミーティングをする男性写真はイメージです Photo:PIXTA

生成AIによって、仕事の生産性が飛躍的に高まりつつあります。同時に、AI活用のスキル格差が、生産性格差に影響することも広く指摘されています。しかしそれとは別に、私たちが気づかないところで別の格差が静かに進行しています。それは、仕事力や成長力に直結する「人材価値」の格差です。これは、誰もが持っている、ある「心理バイアス」に深く関係しています。(アークス&コーチング代表 櫻田 毅)

AIを使うほど「自分の価値が下がる人」
たった1つの特徴は?

 生成AIは、文章作成、要約、翻訳、調査、レポート作成などの日常業務を高速化し、生産性を大きく高めます。また、専門知識がなくても高度な支援を受けられるため、アイデア創出や考えを整理する相手としても力を発揮しています。

 一方で、AI活用のスキル格差が、生産性やアウトプットの格差につながることも指摘されています。

 しかしいま、AIスキルの高低とは別に、ビジネスパーソンとしての本質的な人材価値にかかわる「もう1つの格差」が静かに進行しています。それは、人が誰しも持っている「心理バイアス」によって増幅される格差です。

「AIを使うほど成長する人」と、「AIを使うほど人材価値を失う人」――この二極化の正体は何なのか。私たちは、それをどう自覚し、どう対応していけばよいのでしょうか。