米国の大企業は人工知能(AI)の利用を爆発的に増やしてきたが、最近のコスト高騰を受けて一部の企業はブレーキをかけ始めている。経済全体の中でのAIの快進撃に影を落とす可能性が出てきた。多岐にわたる業界の経営幹部は今年、AIツールを業務に統合することを従業員に促し、自由な支出を認めて実験的な試みを推奨してきた。ウォール街に対して「自社が破壊的な変革の波に取り残されることはない」とのメッセージを送るためだった。しかし、こうした熱狂の結果、AIモデル提供企業が需給のバランスを保ち、自社のコストを管理しようとしたことで、AIのデータ処理の基本単位である「トークン」の費用が跳ね上がった。一部の企業では、わずか3カ月で年間予算を使い果たしたり、AI関連の支出が2〜3倍に膨らんだりするケースも出ている。
AI利用を制限し始めた米企業 コスト急増で
膨大なコンピューティングニーズに伴う費用の支払い期限が迫る中、経営幹部はAI投資のリターンを把握しようと躍起になっている
特集
あなたにおすすめ







