「働いているフリ」をする50代が
やってしまいがちなこと
どうしても周りが気になる50代。「働かないオジサン・オバサン」呼ばわりされるのが嫌で、ついつい仕事を探してしまうこともあるのでは?
50代のいわゆる「仕事をしないオジサン・オバサン」のことを、その存在感のなさから「妖精さん」などと呼ぶそうです。
例えば、会社に来たはいいがずっと新聞を読んでいる人、隠れて転職サイトを眺めている人、同年代の人同士でずっと喫煙室や給湯室でおしゃべりしている人……。そんな人は、どんな会社にもいるようです。
一方、自分ではやりたい仕事をしっかりやっているつもりなのに、陰で「仕事をしないオジサン・オバサン」「妖精さん」呼ばわりされて苦しんでいる人もいるかと思います。
では、それに対して、どうするか?
「言わせておけばいい」と割り切ってしまえばいいと思います。
というのも、ここで変に色気を出して「仕事をやっているフリ」をするほうが、よほど時間のムダだと思うからです。
その典型が「ムダな会議」でしょう。時間が有り余っているからか、いろいろな会議に顔を出したがる50代社員がいますが、これは自分のためにも相手のためにもなりません。
むしろ、不要な会議を廃止することこそが、50代に与えられた仕事だと思うべきでしょう。
上司の立場から、あるいは役職定年後の「気楽な外野」の立場から「この会議って本当に必要?」と問題提起して、不要な会議をなくしていく。こういう提言なら、若手にとっても大歓迎なはずです。
50代が手放すべきは
「ムダな調整」と「いつもの飲み会」
また、用もないのに「朝早くから会社にいる」ことも避けましょう。
コロナ禍を経て、通勤時間をずらすオフピークが推奨されるようになっています。用もないのにラッシュ時に通勤することは、わざわざ「密」を作り出しているようなものです。
そして「調整」です。本来、社内人脈が広い50代にとって、社内調整は存在価値を示す絶好の機会。実際、そういうことになると急に張り切り出す「調整オジサン」や「仕切りオバサン」は、どんな会社にもいるものです。
ただ、原点に返って考えてみれば、わざわざ「調整」が必要になるということは、社内の意思決定フローがちゃんと回っていないということです。
『50歳からは、「これ」しかやらない』(大塚 寿、PHP研究所)
自分が調整すればすぐに済むような案件も、あえて正式なルートで提出させるようにする。それでうまく回らないようなら、仕組みそのものの変更を提言する。それが、50代に求められる本当の仕事です。
最後に、もう一つだけ、「50代で手放しておくべき」ことを申し上げて、この記事を終えたいと思います。
それは、「同年代のいつもの仲間との、いつもの飲み会」です。
話のわかる同年代のメンツと飲むのは楽しいものです。ただ、特に男性ばかりだと、その内容はついつい昔話になりがち。あるいは、うまくいかない現状に対する傷のなめあいになりがちです。
しかも、そこで仕事について愚痴を言っているうちに、なぜか「自分は仕事をやっている」という気になってしまうのもやっかいなところ。こうした習慣は断ち切ってしまうことをお勧めします。







