メタ、開発者向け最新AIモデル公開に大幅な遅れPhoto:SOPA Images/gettyimages

 米メタ・プラットフォームズは、最新の人工知能(AI)モデルの開発者向けリリース計画を複数回延期しており、2日時点で公開予定日は未定だという。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

 メタのAI担当責任者が開発者に対し「間もなく」リリースすると伝えてから約2カ月が経過している。この遅れは、同社が最先端のAIモデル開発に投じた巨額の投資をどれだけ迅速に収益化できるのかについて疑問を投げかけている。

 メタは、異なるプログラム同士が通信できるようにするソフトウエアツール「アプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)」を開発している。このAPIを利用すれば、パソコンやスマートフォン向けのアプリを同社のAI技術に基づいて開発することが可能になる。

 メタの広報担当者は3日、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)からの質問に対し、パートナー企業とともにAPIのテストを行っており、月内にリリースする予定だと述べた。この担当者は「APIを求めている方々がいることは承知しており、皆さんの手に届けられることを楽しみにしている」と述べた。

 いわゆるクローズドAIモデル、つまり独自仕様で一般公開されていないモデルの場合、開発者がアクセスできる唯一の手段はAPI経由となる。企業は通常、開発者の間での普及を最大限に図るため、新しいモデルのリリースと同時に、またはリリース後、数週間以内にAPIを公開する。

 オープンAIとアンソロピックは、顧客がゼロから独自モデルを構築することなくAIをカスタムプロジェクトやツールに組み込むために利用するAPIへのアクセスを販売することで、一部収益を得ている。