※同書より転載※本文P22
「なぜこんなにつらいのか」。そんなモヤモヤを抱える共働き家庭は少なくないのではないだろうか。コミックエッセイストが、仕事・家事・育児を回す日常に四苦八苦する子育て世代の声を代弁する。※本稿は、コミックエッセイストのtomekko『神様、もう少しだけ子育て世代に時間をください!』(朝日新聞出版)の一部を抜粋・編集したものです。
育児熱心なのに
なぜか生活地獄
育児期の母親の憂鬱。
と聞くと、父親が育児をしない家庭で乳幼児のワンオペ育児をする母親を想像する方が多いのではないでしょうか。
もちろんそれも1つの大きな憂鬱。ただ、育児ってオムツやミルクの手がかかる乳幼児で終わりではないんですよね。やってあげることが減り、一見楽になったように見える小学生も、その先もまだまだ続くんです。
それともう1つ誤解されがちなのが、父親が育児参加する家庭にだって憂鬱ってあるんですよ。
こんなことを書くと、
「自分で望んで産んだくせに何が憂鬱だ」
「育児にも協力的な夫がいるのにまだ不満を持つなんて贅沢だ」
という声が飛んできそうですね。
でもね、子の可愛さ、愛おしさとストレスや焦燥感は同居するし、パートナーへの愛情や感謝とそれでも回らない生活への苛立ちも両立するのです。そして、親もまた1人の人間で、自分の人生を進む権利を持っているんです。
子育ては自ら望んでしていること。それでも自分の人生と3兄弟それぞれの人生への伴走を同時進行するって至難の業です。自分の人生でさえ3歩進んで2歩以上下がる毎日だというのに。子どもたちからもらうたくさんの幸せと引き換えにあきらめた自分の時間は、子どもたちの安全や健康、将来のために行う意思決定やタスクで埋まっています。
ストレスを抱えるなというほうが無理というものですって。







