新規株式公開(IPO)における初日の株価急騰は、非常に大きな関心を集める泡のようなものだ。その後は消えてしまうことが多い。史上最大規模となる今週の米宇宙開発企業スペースXのIPOに伴う大騒動の中で、このことは念頭に置いておいたほうがいいだろう。今回のIPOは上場初日の大きなリターン(いわゆる「ポップ」)を生み出すとの期待が高い。歴史的に見れば、それは妥当な期待だ。IPO案件ごとに状況は異なるが、フロリダ大学のジェイ・リッター教授(金融学)がまとめたデータによると、米国で上場されたIPO銘柄の公開価格から上場初日の終値までの平均上昇率は約19%となっている。これは、幸運にも公開価格で株を購入できた人々にとっては素晴らしいことだ。だが、大半の投資家はそれほど幸運ではない。上場したばかりのIPO銘柄を買っても、平均するとさほどうまくいかない。
IPOで勝てる投資家は少数、スペースXでも同じ構図か
これまで公開価格で買った投資家が最大のリターンを得ており、スペースXのIPOでも「その他大勢」は期待できないだろう
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