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働き方が多様化し不確実性が高まる中、自身のキャリアに漠然とした不安を抱える方が増えています。今回は、「家族との時間を取り戻す」という目標を掲げ、異職種への転職を成功させたAさんの事例をご紹介します。自身のキャリアを客観的に見つめ直し、後悔のない納得のいく選択をするためのヒントを探ります。(文= 坂井泰雄/リクルートエージェント キャリアアドバイザー)
家族との時間を守りたい
大手メンテナンス職から訪れた環境の変化
「気づいたら、家族との時間がすっかりなくなっていた」――。そう静かに語るAさんは、転職を考えるようになる前は大手企業の設備メンテナンス担当者として勤務していました。
「当時は妻と休みが合いませんでしたが、お互いの生活ペースを尊重し合うことでうまくすれ違いを補えており、日々の暮らしに大きな問題を感じることはありませんでした」
しかし、その平穏な日々に少しずつ変化が訪れます。社長の交代を機に、社内の方針が大きく変わったのです。業務体制の変更に伴って仕事量が増加し、以前とは打って変わって夜遅く帰宅する日が増えていきました。
「生活リズムが崩れて自宅にいる時間が思うように取れなくなり、休日も社用端末の通知が気になって心からリフレッシュすることが難しくなっていました。家族との何気ない団らんの時間も徐々に削られていきました」
「このままでいいのだろうか」――Aさんは人生のあり方を見直す必要があると強く感じ、転職を決断しました。







