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「高齢者はデジタルに弱い」は、本当なのか。博報堂の調査で見えてきたのは、Z世代以上に情報感度が高く、自ら検索し、比較し、納得して消費する“令和シニア”の姿だった。※本稿は、広告代理店の株式会社博報堂ストラテジックプラニング局、株式会社Hakuhodo DY ONE『THE FRONTLINE GENERATION令和シニア なぜいまZ世代マーケターは60代に「未来」を見るのか?』(宣伝会議)の一部を抜粋・編集したものです。
“生涯現役”を望む
60代が増えている
社会の第一線で長きにわたり活躍してきた「令和シニア」(編集部注/筆者は、70代以降のシニア世代と現役世代とに挟まれながら新しい生き方をしている60代を、令和シニアと定義している)は、定年退職で終わりではないというキャリア観を持っています。
そのような変化の根底にあるのは、「できるだけ長く働き続けたい」という強い意欲です。特に注目すべきは、若年層で働く意識が年々低下傾向にあるのとは対照的に、令和シニア層では、その意識が右肩上がりに高まっている点です。単なる経済的な理由だけでなく、仕事を通じて自己実現や社会とのつながりを求める、より内発的な動機があることがうかがえます。
その詳細を、博報堂生活者データ(編集部注/2014年、2019年、2024年に筆者が行った12~69歳男女への個人調査。東京圏50km圏・関西地区の2地区合計6600回にわたり、ランダムサンプリングで無作為抽出後、回答専用タブレットによるインターネット調査を実施)を時系列で比較しながら、掘り下げていきましょう。
まず、注目したいのは、「転職・転業」に対する60代の意識の変化です。かつてのように所属企業に留まることを是とするのではなく、「転職・転業もいとわない」というチャレンジ精神を持つ人が年々増加しています。







