米国とイランの紛争は、再び全面衝突することなく双方が圧力を維持して挑発に応じようとする、リスクの高い新たな局面に入りつつある。互いのレッドラインを踏み越えて危険なエスカレーションを引き起こす可能性は常にある。ここ数日の敵対行為は、双方が軍事行動を抑制しようとしていても、どれほどその瀬戸際に近い状態にあるかを示した。イランはイスラエルを直接攻撃し、ドナルド・トランプ米大統領が抑制を試みたものの、エスカレーションの連鎖につながった。その後、イランのドローン(無人機)が米軍の攻撃型ヘリコプター「アパッチ」を撃墜し、米軍が数時間にわたり報復攻撃を行った。イラン側はヘリ撃墜は事故だったとする一方、米軍の攻撃への報復として、親米の湾岸諸国とヨルダンをミサイルとドローンで攻撃した。