「人生勝ち組」とは結局何なのか?
人生は、思っているよりもずっと短い。限られた時間を「自分第一」で生きるためにはどうしたらいいのだろうか?
その答えが、『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』(クリス・ギレボー著、児島修訳)にある。本稿では同書から特別に一部を公開する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・佐藤里咲)

「人生勝ち組」の共通点・ベスト1Photo: Adobe Stock

自分で自分を癒せるか?

「人生の勝ち組」と聞くと、多くの人はお金や仕事の成功を思い浮かべるかもしれない。

だが、長い目で見ると、本当に人生を楽しんでいる人には別の共通点がある。
それは、「自分を癒す方法」を知っていることだ。

人生には、思い通りにいかない日がある。

仕事で失敗することもある。人間関係で疲れることもある。理由もなく気分が落ち込むこともある。

そんなとき、多くの人は気づかないうちにストレスをため込み続ける。

一方で、人生がうまくいく人は違う。

疲れたときにどう休むか。落ち込んだときにどう立て直すか。自分の機嫌をどう取り戻すか。

その方法を知っているのだ。

だから、大きなストレスに押しつぶされる前に、少しずつ心を回復させることができる。

1分間、強制的にリラックスする

そのヒントになるのが、「1分間、強制的にリラックスする」という習慣である。

1分間、強制的にリラックスする

スマホのタイマーをセットして、1日の中でランダムに3回アラームが鳴るようにする。アラームが鳴ったら、「今、私はストレスを感じているだろうか、それとも心地よさを感じているだろうか?」と自問しよう。心地よさを感じていたなら、それを味わおう。それまでしていたことの手を止め、身体のなかの軽さと流れを実感する。手首を軽く叩いて「心地よい」と言い、その感覚を忘れないようにしよう。後でその心地よさの感覚を思い出したくなったら、手首を叩いてみよう。ストレスを感じていたら、1分間を使って、そこから抜け出そう。立ち上がり、手をぶらぶらさせ、3回深呼吸する。次に、「このストレスを減らすためにできる、一番簡単なことは?」と自問する。最初に思い浮かんだことを信じよう。そして、それを実行して、その勢いでストレスから抜け出し、心地よいほうに向かおう。この方法を長く続けていけば、ストレスの感覚を察知し、心地よい状態にうまく戻れるようになっていく。

――『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』より

人生の勝ち組とは、失敗しない人でも、常に順調な人でもない。
ストレスや落ち込みと上手につきあえる人である。

どんな人生にも、疲れる日や苦しい時期はある。
そのときに無理を重ねるのではなく、自分を癒し、心地よい状態に戻る方法を持っている人は強い。
なぜなら、自分を立て直せる人は、何度でも前に進めるからだ。

人生の質を決めるのは、ストレスがないことではない。
ストレスを感じたときに、自分を回復させる術を持っていることなのである。

(本稿は、『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』の発売を記念したオリジナル記事です)