説明会で社長が自信を示す!
米ブラマー社は業績改善へ
次の注目株は、不二製油(東証プライム・2607)。植物性食品素材メーカーで、業務用チョコの世界大手。成長けん引役はCBE(チョコレート用油脂)とCBEを使ったコンパウンドチョコレート。CBEはカカオバターとほぼ同じ「口溶け」や「風味」を実現できる優れた代替品だ。
2024年に、西アフリカの異常気象によりカカオ豆が供給不足となる「カカオショック」が起きた。これを契機に、カカオ豆を原料とするピュアチョコレートの価格は高騰している。その後、カカオ価格は低下傾向にあるが、世界のカカオ生産量の約7割を占める西アフリカは、気候変動リスクや樹木の老朽化、病害もあり、価格高騰の懸念がくすぶる。そのため、今後もCBEやコンパウンドチョコレートの代替需要は拡大しそうだ。
今期の会社計画は原料コストやCBEの販売動向などをかなり慎重に見積もった保守的な計画で、業績の上ブレ期待は高い。2026年6月4日のアナリスト向け説明会では、前期に減損を計上した米ブラマー社の業績改善と今期業績計画の上ブレへの自信が示された。
今期予想の配当性向は27%。従来からの方針は30〜40%で増配期待も持てる。グループ製品がもらえる株主優待もある。
【投資スタンス】目安1年程度! 中長期推奨
【買いの目安】200日移動平均線に近い現状水準は好機
【売りの目安】2026年以降の安値水準として意識される3200円を明確に下回ったら

◎この株を選んだのは…仲村幸浩:ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ所属の、ザイ専属のアナリスト。立教大学経済学部卒業。日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)。証券会社や金融情報サービス会社を経て現職。マーケットアナリストとして各種メディアで活動中。高配当株、増配株など配当株の分析に定評。利回りの高さだけでなく、配当の永続性や累進性、さらに増配株のパターン分析など、独自の視点が個人投資家に人気を博す。
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