ノートパソコンで作業するビジネスパーソン写真はイメージです Photo:PIXTA

同じ業務量なのに、なぜか仕事が終わらない人がいる。一方で、圧倒的な成果を出しながら余裕すら感じさせる人もいる。その差は能力でも、労働時間でもない。「ずば抜けて仕事ができる人」は“やらないこと”を誰よりも明確に決めている。彼らが徹底して避けている「3つの行動」とは。(山田進太郎D&I財団 COO 石倉秀明)

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 組織で働いていると、不思議な現象に出くわすことがある。「同じくらい忙しいはずなのに、ずば抜けてアウトプットが多く、しかも余裕がありそうに見える人がいる」という現象だ。

 筆者はこれまで10年以上、経営者として多くのビジネスパーソンを見てきたが、この「ずば抜けて仕事ができる人」と「いつまでも仕事が終わらない人」の差は、能力や労働時間よりも、別のところにあると感じている。

 両者を分けるのは、「やる仕事」をどれだけ効率的にこなすか、ではない。「やらない仕事」をどれだけ徹底的に減らせるか、にこそ差があるのだ。

 ずば抜けて仕事ができる人は、もちろん仕事が早い。しかし、それ以上に「やる必要のないこと」「やってもリターンの少ないこと」を強く意識し、徹底的に削ぎ落としている。

 今回は、筆者がこれまで見てきた「ずば抜けて仕事ができる人」が絶対にやらないことを、3つに絞って書いていきたい。

 興味深いのは、その3つがどれも「仕事ができない人の悪い癖」ではないことだ。むしろ、多くの人が真面目さや責任感の表れだと思っている行動ばかりである。

 だが、その習慣こそが、真面目に働いているのに成果が伸びない人を生み出している。実際、その3つは優秀な人ほど陥りやすい落とし穴でもある。