「人生を充実させるため」にしてはいけないこと。
人生は、思っているよりもずっと短い。限られた時間を「自分第一」で生きるためにはどうしたらいいのだろうか?
その答えが、『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』(クリス・ギレボー著、児島修訳)にある。本稿では同書から特別に一部を公開する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・佐藤里咲)

「充実した人生」を遠ざける天敵・ワースト1Photo: Adobe Stock

「ぐずぐずループ」が天敵

「もっと充実した人生を送りたい」

そう願う人は多い。
だが、その願いを遠ざけている原因は、能力不足でも時間不足でもないことがある。

それは、「どうしようかな」と考え続けることだ。
やるべきことはわかっている。

返信しなければ。申し込まなければ。決めなければ。

それなのに、なかなか動けない。
すると気になることが頭の中に残り続け、目の前のことにも集中できなくなる。

こうして人は、「やらなければ」と「まだやっていない」の間を行ったり来たりする。

これが、いわゆる「ぐずぐずループ」だ。

人生が充実している人は、特別に決断力があるわけではない。
小さなことを先延ばしにせず、その場で決める習慣を持っているだけなのである。

「即断即決」を心がける

そのために役立つのが、次の考え方だ。

「即断即決」を心がける
楽に物事を進め、ぐずぐずループから逃れるためには、日頃から物事を素早く判断する訓練をすることだ。即断即決を心がけ、できる限りその場で物事を決めるようにしよう。例を見てみよう。
・メールやメッセージの処理
返事のしにくいものを後回しにせず、順番に1つずつ処理していく。ゲーム化して、一定数のメールやメッセージを処理したら何か他のことをすると決める。ちょっとしたご褒美を用意してもいいだろう。
・お昼に何を食べるか決める
いったん考えたら、答えを先延ばしにせず、その場で決めよう。決めるまでに、長い時間をかけすぎないようにしよう。できれば、選択肢をいくつか用意しておき、そのなかから選ぶようにする。そうすれば、それほど迷わずにすむ。
・友人の誕生日プレゼントを選ぶ
必要十分なリサーチをしたら、その時点で買ってしまおう。後でまた同じような検索をし直したり、あれこれ悩んだりすることを繰り返していると、いつまでも決められずに泥沼にはまってしまう。
「即断即決」のルールはつねに適用できるとは限らない。それでも、これを習慣にして、できる限りルールに従うようにしよう。

――『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』より

充実した人生を送る人は、必ずしも正しい選択ばかりしているわけではない。
むしろ、「決めるべきことを決めて前に進む」のが上手なのである。

だからこそ、小さなことから即断即決を心がけたい。
決断の回数が増えるほど、前に進む回数も増える。

充実した人生とは、完璧な選択を積み重ねた人生ではない。
迷い続ける時間を減らし、行動する時間を増やした人生なのである。

(本稿は、『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』の発売を記念したオリジナル記事です)