ドナルド・トランプ米大統領による中東和平の新たな時代は、イランがホルムズ海峡を再び封鎖すると20日に宣言したことで波乱の幕開けとなった。しかし、少なくともトランプ政権とイラン革命防衛隊はその原因について見解が一致している。イスラエルのことだ。イランの軍司令部は、米国による覚書の「明白な違反」を理由にホルムズ海峡の封鎖を主張した。米国は同海峡を船舶が依然航行していると述べているが、覚書が想定する紛争前の水準には到底及ばない。イランは、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラへの爆撃をイスラエルにやめさせる義務が米国にあると主張している。ただ、ヒズボラはイスラエル兵の殺害や、イスラエル北部の民間人に対するロケット弾や無人機による攻撃を続けている。イスラエル政府が軍に作戦の縮小を求めたことで、21日に戦闘は沈静化した。イランは、トランプ氏は覚書の下でイスラエルを米国の代理勢力として扱う義務を負っていると主張している。しかし、イスラエルには主権のある民主主義国家として、外国人による爆撃を停止させる国民への責務がある。
【社説】イランも米もイスラエル非難
トランプ氏はひどい覚書を死守するため、イスラエルをスケープゴートにしている
特集
あなたにおすすめ







