上坂樹里「放送が進むにつれて…」朝ドラ主演で感じた“特にうれしい反応”〈風、薫る第61回〉『風、薫る』第61回より 写真提供:NHK

今日の朝ドラ見た? 日常の話題のひとつに最適な朝ドラに関する著書を2冊出版し、毎日レビューを続けて12年めの著者による「読んだらもっと朝ドラが見たくなる」「誰かと話したくなる」連載です。本日は第61回(2026年6月22日放送)「風、薫る」レビューです。(ライター 木俣 冬)

取締ってどういう仕事?

 りん(見上愛)と直美(上坂樹里)は、いよいよ看護婦に。しかも「取締」という重要な役割を仰せつかる。

 第13週『白日の夢』(演出:橋本万葉)。フユ(猫背椿)いわく「しぶとく残った」のは、りん、直美、多江(生田絵梨花)、トメ(原嶋凛)。

 今週のみどころは4人の新衣装。週タイトルの「白日」のように真っ白な看護婦の制服がまぶしい。

 白いナースキャップは4人それぞれかぶりかたに個性が出ている。

 担当はそれぞれ、内科が直美、外科がりん、婦人科が多江、伝染病科がトメと決まった。

「今日から君たちには、看護婦取締として勤務してもらう」

 院長(筒井道隆)が「看護婦取締」に4人を任命。

 会社の取締役みたいなもの?

 看護をする者の上に立ち、看病婦と看護科の生徒たちを取り締まるのが仕事だ。

 生徒たちの教育も任され、1年で一人前にしてほしいだなんて、院長と副院長(森田甘路)の要求は無理ゲー。でも反論する間もなく、生徒たちと顔合わせとなった。

 教室にはやる気に満ちた女生徒たちが20人くらい集まっている。りんたちが最初7人だったのとはえらい違いだ。それだけ看護婦という存在がりんたちによって注目されるようになったのだろう。

 だが、「講義のほか、今後、自分たちの実習の指導にも当たってもらう」と副院長が言うと、生徒たちは呆然。専門の先生がいないのかと土居ヒデ(池田朱那)が不信感をあらわにする。

 自分たちとあまり変わらないくらいの若い人たちなので拍子抜けするのも無理はない。

「私たちは、西洋の最も進んだ看護を学べると聞き、英語を猛勉強してきました」

 それに対してりんは「精一杯つとめます」としか答えられなくて……。