元連邦準備制度理事会(FRB)議長のアラン・グリーンスパン氏が22日、100歳で死去した。金融規制を十分に支持しなかったという欠点はあるものの、メディアからは偉大なセントラルバンカーだと称賛されている。だが、こうした評価では1987~2006年にFRBを率いた人物の真の成功と失敗が覆い隠されてしまう。グリーンスパン氏の経歴にとって逆説的なのは、FRBの現代史における最良の時期と最悪の時期に議長を務めたことだ。ロナルド・レーガン大統領(当時)から偉大なポール・ボルカー氏の後任に任命されたグリーンスパン氏は、ディスインフレにつながる政策の道筋を維持した。インフレがおおむね抑制される一方、米経済が力強く成長したため、これが「グレートモデレーション(大いなる安定)」と呼ばれるようになった。
【社説】グリーンスパン氏の「マエストロ」神話
長期にわたりFRB議長を務め、多くの成功も手にしたが、2008年の金融危機につながる信用の過熱を助長も
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