写真はイメージです Photo:PIXTA
日経平均株価が一時7万円を超えるなど、株高の状況が続いている。投資に関心を持ち始めた人も多いかもしれない。しかし、老後が視野に入ってきた人は、「今さらに投資は遅いのでは?」と躊躇してしまうこともあるだろう。
「60代からの投資」は、決して手遅れではない。むしろ、生活を安定させる上でとても有意義だといえる。シミュレーションを踏まえて、ファイナンシャルプランナーの筆者がくわしく解説する。(ファイナンシャルプランナー 鳥海 翔)
60代で投資は遅すぎる?
→FPの答えとは
60代を迎えると、手元の資金を前に「今から投資をしても遅いのではないか」「物価高や老後不安にどう備えればいいのか」と、立ち止まってしまう人は少なくありません。
しかし、60代からの運用が老後をどれほど劇的に安定させるか、具体的なシミュレーションを知れば、今すぐ行動を起こすべき理由が明確になるはずです。
そもそも、投資をすべきか迷ったときに、まず考えたほうがよいのは「もし投資をしなかったら何が起こるか」という現実を直視することです。
もちろん、投資をしなくても一生お金に困らないという確信があるのなら、無理にリスクを取る必要はありません。ですが、多くの方にとって、現実は決して楽観視できるものではないのです。
例えば、手元に1500万円の現金があり、毎月15万円の年金が入るケースを想定してみましょう。
日々の生活費に月25万円かかるとすれば、毎月10万円の赤字が発生します。これは年間で120万円ずつ資産が目減りしていくことを意味し、1500万円の蓄えはわずか12年半で底をついてしまいます。







