重要な調剤技術ではあるが、本人や家族が服薬管理できるなら利用しなくても支障はない。「高齢だから……」と、なんとなく利用している人は、一包化をやめるだけで医療費を節約できる可能性がある。
ランチ1回分を節約していたハルコ
医療制度の財政健全化にも貢献
ハルコには、朝食後に4種類、夕食後に3種類の内服薬が、30日分ずつ処方されている。仮に一包化してもらった場合は、医療費が1700円加算され、自己負担額は1割負担で170円増えることになる。
だが、自分で薬の管理をしているハルコには外来服薬支援料2はかからないので、一包化を利用した場合に比べると、1回あたり170円の節約になっている。1年では2040円。ランチが1回食べられそうな金額だ。
自己負担分以外の9割は、後期高齢者医療制度がカバーする。医療費トータルとしては1年分で2万400円。一包化していないハルコは結構な医療費をカットしていることになる。
セーキョーでの爆買いはやめられないハルコだが、薬代の地道な節約で、後期高齢者医療制度の財政健全化に貢献しているのだ。
ハルコは知らず知らずのうちに、ちょっと豪華なランチ1回分を節約していたことになる(写真はイメージ) Photo:PIXTA
褒めておだててその気にさせる
できることを数えて生きていく
できないことは増えたが、ハルコは、毎日、自分で作ったごはんを食べて、薬の管理もしている。娘の目から見て、そう簡単にお迎えが来るとは思えない。







