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米アマゾン・ドット・コムのアンディ・ジャシー最高経営責任者(CEO)は、クラウドや人工知能(AI)ビジネスにとって「最大の制約要因」となるのは電力だと指摘している。そうだとすれば、AI分野におけるハイパースケーラー(大規模クラウド事業者)の競争に注目している投資家は、各社がどのように電力を調達しようとしているかを見極めたいと考えることになる。
この点で一歩先んじているのはアマゾンだ。同社は世界最大のクラウドプロバイダーであり、過去20年にわたって数多くのデータセンターを建設してきた。データプロバイダーのアテリオによると、アマゾンが米国内で自ら建設した稼働中のデータセンターの消費電力は最大約9ギガワット(GW)に達する。これはノースダコタ州の発電能力に匹敵する規模だ。
一方、マイクロソフトとアルファベット傘下のグーグルが建設したデータセンターの消費電力はそれぞれ最大約5GWで、メタ・プラットフォームズのデータセンターは約4GWだ。現時点では、ハイパースケーラーのデータセンター容量の大半は、データセンター運営会社から借りているのではなく、自社で建設したものだ。
では、将来的に最も成功を収められそうな企業はどこだろうか。企業の発表、電力に関する提出文書、建築許可、衛星データなどに基づくアテリオの推計によると、2030年までに米国内でデータセンターと電力容量を最も拡大できるのはアマゾンだとみられる。ただ、最も速いペースで容量を拡大すると見込まれているのはグーグルで、サードパーティーのデータセンター運営会社から賃借する容量を含めると、グーグルは2030年までにアマゾンとの差を大幅に縮小するとアテリオは予想している。







