「40℃以上の酷暑」の後に待ち受ける〈もう1つの脅威〉とは Photo:PIXTA
夏季休暇を取り始める人も多い今週末、台風が沖縄に直撃する怖れがある。地震で被災した熊本が観測史上初めて40℃を記録するなど、2026年夏の異常な気象の特徴と、私たちが備えるべきリスクを解説する。(ウェザーマップ気象キャスター 佐藤圭一)
命を脅かす危険な暑さと
「表裏一体」の脅威とは?
8月3日、40℃以上の気温を観測した地点数が、過去最多を記録した。
振り返れば4月、気象庁は40℃以上を新たに「酷暑日」と名付けた。わざわざ新しい名前を付けたのも納得だ。今年も命の危険を感じる暑さに見舞われている。日本は本格的な「40℃時代」に突入してしまった。
しかも、この8月に私たちが直面するのは、ただ暑いだけの夏ではない。「危険な暑さ」と「強い台風の直撃」という2つの極端な気象が、交互に牙を剥く恐れがある。
新用語「酷暑日」が日常へ
7月に起きた急変
そもそも日本で40℃という気温は、数十年に一度程度の珍しい出来事だった。しかし、2000年以降は40℃超えが急激に増加し、25年はのべ30地点で40℃以上を観測する記録を打ち立てた。もはや40℃超えが当たり前の時代になったのだ。
最近の強烈な暑さで記憶が薄れている人も多いかもしれないが、実は今年の7月前半まで、本州は雨や曇りの日が多く、気温が低めの状態が続いていた。
一気にフェーズが変わったのが7月下旬。7月21日に東海3地点で40℃以上が観測されたことを封切りに、酷暑日が続出した。8月3日には、地震で被災した熊本でも137年の観測史上初めて40℃以上を記録した。
結果として、全国のべ34地点で「酷暑日」となり、過去最も暑い夏であった去年の記録をあっさりと更新してしまったのである。この厳しすぎる暑さは、一体いつまで続くのか。







