人間関係にいつも振り回されて消耗している。そんな悩みを持つ人は、すべての人に対して、平等に誠実にしすぎているのかもしれません。でも、そのために自分が消耗しているのは本末転倒です。どういう人と距離をとり、どういう人とお近づきになっていけばいいのか。「体」「時間」「環境」「思考」「心」「人間関係」をととのえるための具体的な習慣術を書いた『ととのえる。―超忙しくてもいつもご機嫌な人の習慣術―』(ダイヤモンド社刊)から、抜粋・編集して、紹介します

【なるほど納得!】会った後の「心と体」でわかる、一生つきあいたい相手の見極め方Photo: Adobe Stock

理不尽な相手にエネルギーを吸い取られないために

 前項では、理不尽な相手を「ラスボス」に見立てて懐に飛び込む攻略法をお伝えしました。しかし、すべての相手に対して、そこまでエネルギーを注ぐ必要はありません。なかには、攻略しようと向き合えば向き合うほど、こちらのエネルギーが吸い取られ、心が疲弊してしまう相手もいます。

 そんなときは無理に関係をよくしようとせず、「自分を守るための作法」に切り替えて、程よい距離を置くことが大切です。一緒にいるとドッと疲れ、思考がネガティブに引っ張られる相手とは、なるべく距離をとりましょう。

「変わってほしい」と期待しても相手は変わりません。

 とはいえ、業務上、どうしても関わりを断てない相手もいると思います。
 そういう場合は、一対一で対峙しない工夫をします。上司や明るい若手を交えた「3人以上のフォーメーション」で会うようにしたり、打ち合わせの頻度を最小限に絞る提案をしたりするのです。
 コントロールできない「相手の性格」を変えようとするエネルギーを、自分が楽にいられる「仕組みづくり」へと転換してください。

「全力で攻略する相手」と「仕組みで受け流す相手」を見極める。その選別ができるようになると、人間関係で浪費するエネルギーを大幅にカットできます。

心と体がホッピングする人と積極的に会う

 それでは反対に、どういう人とは距離をつめていけばいいのか、つまり積極的に会うようにすればいいのでしょうか。その判断基準はとてもシンプルです。

 それは、会った後に心と体が軽くなって、次の一歩を跳ねるように踏み出したくなる「ホッピング」状態になれるかどうかということ。

 ポジティブな人は感謝や未来の話を、ネガティブな人は愚痴や過去(後悔)の話をします。

 限りある時間の中で、自分の心を軽くし、未来を語り合える人と積極的に会うこと。この選択を意識するだけで、人間関係のノイズは消え、エネルギーがととのい始めます。

※本記事は、川田直樹著『ととのえる。―超忙しくてもいつもご機嫌な人の習慣術―』(ダイヤモンド社刊)から、抜粋・編集したものです。