世界の中央銀行総裁やエコノミストが参加する国際会議で、人工知能(AI)は世界経済にとって恩恵か、それとも脅威なのかという問いが大きな話題となった。欧州中央銀行(ECB)主催の国際会議に参加したエコノミストらは、懸念すべき理由をいくつか挙げた。AIのハイパースケーラー(大手クラウド事業者)による債券発行の増加、投資家がAIに投資するために利用するレバレッジの拡大、そしてAIが雇用を奪うことによる失業率の上昇だ。国際通貨基金(IMF)の金融資本市場局のトビアズ・エイドリアン局長は「最も懸念しているのは、借り手側にもレバレッジがあり、投資家側にもレバレッジがあるという点だ」とし、「双方のレバレッジは金融安定性にとって非常に憂慮すべき状況だ」と述べた。