電車の待ち時間やカフェでのひと休みなど、少しでも時間が空くと、ついスマートフォンに手が伸びてしまう人は多いだろう。便利な一方で、刺激の強い情報に触れ続けていると、何もしない時間を落ち着いて過ごせなくなることもある。では、スマホに振り回されず、心にゆとりを取り戻すためには、どのような時間の使い方をすればよいのだろうか。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)

“ドーパミン中毒”から抜け出す方法・ベスト1Photo: Adobe Stock

現代人の悩み「スマホを使いすぎる」

電車を待っているとき。信号が変わるのを待っているとき。カフェで注文した商品が運ばれてくるまでの数分間。

少しでも時間が空くと、無意識にスマホを取り出してしまう人は多いだろう。

SNSを開き、ニュースを眺め、動画を見ているうちに、気づけば何十分も過ぎていた
――そんな経験はないだろうか。

もちろん、スマホそのものが悪いわけではない。

しかし、刺激の強い情報を次々と求める習慣が続くと、何もしない時間に耐えられなくなり、集中力や満足感まで奪われてしまうことがある。

だからこそ、ときにはスマホから離れ、ゆっくりと手を動かす時間をつくることが大切だ。

「おばあちゃんっぽい趣味」を楽しむ

そのヒントになるのが、「おばあちゃんっぽい趣味」を楽しむという考え方である。

「おばあちゃんっぽい趣味を楽しむ」
外出先で時間ができたとき、スマホの画面ばかりを見ていると、目も心も疲れてしまう。代わりに、おばあちゃんっぽい趣味の道具を持ち歩き、空いた時間は無心で手を動かしてみよう。次のような道具を持ち歩いてみてはどうだろうか。
・編み物キット
・「数独」などのパズルの本
・手に持って遊べるおもちゃ
・紙の日記
……などなど
これらの道具は、出かけるときに忘れずに持っていけるように、目につきやすい場所(玄関など、鍵やハンドバッグを置いているのと同じ場所)に置いておこう。今度外出先で細切れの時間ができたときは、スマホの画面を漫然とスクロールするのではなく、おばあちゃんっぽい趣味で手を動かす時間を楽しんでみよう。

――『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』より

ドーパミン中毒から抜け出すために必要なのは、スマホを完全にやめることではない。

刺激の強い情報ばかりを追い求める時間を減らし、手を動かして目の前のことに集中する時間を少しずつ増やすことだ。

その小さな習慣の積み重ねが、スマホに振り回されない毎日をつくり、心にも時間にも余裕を取り戻してくれるのである。

(本稿は、『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』の発売を記念したオリジナル記事です)