「何かを成し遂げたい」「人の記憶に残るような人生を送りたい」――そう考えたことのある人は多いだろう。大きな目標を持つことは決して悪いことではない。しかし、その思いが強くなりすぎると、人生の本当の豊かさを見失ってしまうこともある。では、後悔のない人生を送るために、本当に大切なことは何なのだろうか。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)
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「目標ばかり」を追い続けた人の末路
「何かを成し遂げなければならない」
そんな思いに追われながら生きている人は少なくない。
仕事で成果を出すこと。周囲から認められること。誰かの記憶に残るような人生を送ること。
もちろん、目標を持つことは大切だ。
しかし、そればかりを追い求めていると、「今、この瞬間をどう生きるか」よりも、「将来どんな評価を受けるか」が人生の中心になってしまう。
よりよく生きることに焦点を当てる
そのヒントになるのが、「名を残すこと」ではなく、「よりよく生きること」に焦点を当てるという考え方である。
名を残すことよりも、よりよく生きることに焦点を当てる
「名を残そうとすること」は、「名を残す」という概念そのものとは違う。たしかに、生きた結果として、後世に名を残す人もいる。しかし、意図的に名を残そうとするのは難しいのだ。では、私たちは代わりに何ができるのだろうか?私は、自分が何よりも望んでいるのは、よりよく生きることだと気づいた。もちろん、この目標にもプレッシャーやストレスは伴う。それでも、名を残そうとして気負って生きていた頃よりは、はるかに気楽になった。より良く生きるということは、快楽主義的に生きることや、自分のことだけを気にかけて生きることではない。それは、自分だけではなく他人を気遣い、他人を尊重し、できるだけ人の役に立とうとすることだ。
おそらく、そうやって生きた結果として、名を残すことができるのだ。つまり、「後世に名を残す」とは、意図的に何かを築き上げたり、残したりしようとするものではなく、自分の夢を先送りにせず、同時に他人に寛大で、親切で、人を助ける充実した人生を送ったことの帰結なのだ。
人生の価値は、どれだけ多くの人に名前を知られたかでは決まらない。
毎日を大切に生き、人を思いやり、自分らしく行動した積み重ねが、充実した人生をつくっていく。
そして、そのような人生を送った人こそ、結果として誰かの記憶に残るのである。
(本稿は、『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』の発売を記念したオリジナル記事です)






