朝は忙しくて何も食べられない――そう感じている人でも、手元にある飲み物一杯から始められる朝の栄養補給がある。時間に合わせた段階的な選択肢を紹介する。

【医師が教える】「時間がない朝食で食べるべきもの」ベスト3Photo:Adobe  Stock

まず30秒で、飲み物だけでも飲む

朝に時間がまったく取れないという日でも、飲み物だけは口にしてほしい。
起床直後は脱水気味の状態になっており、
水、お茶、コーヒーなど何でもよいので、まず水分を補給することが優先だ。
脱水の状態を放置したまま一日を始めることは、
体調や集中力にも影響を及ぼす可能性がある。

さらに、どうせ何かを飲むなら、
牛乳・豆乳・ヨーグルト飲料を選べばたんぱく質も一緒に摂ることができる。
野菜・果物ジュースであれば、ビタミンや食物繊維の補給にもなる。
飲み物の「種類」を少し意識するだけで、
30秒という短い時間でも摂れる栄養の質が変わってくる。

時間に合わせて食べるべきもの

朝、30秒しか時間の余裕がない人も、飲み物だけは飲むようにしましょう。起床後は脱水気味になっているので、水、お茶、コーヒー等の飲み物による水分補給で脱水を防いでください。
しかしどうせ何か飲むなら、牛乳・豆乳・ヨーグルト飲料で一緒にたんぱく質も補給しておきましょう。野菜・果物ジュースでビタミンと食物繊維を補給するのもよいです。
1~2分の時間がある人は、飲み物に固形物を加えた2品にしましょう。
野菜ジュースとゆで卵、豆乳とみかん、緑茶と納豆などの組み合わせはある程度の必要栄養素も摂れるのでおすすめです。
3~4分の時間がとれる人は、前記にごはんやパン、野菜・果物を加えてください。昨夜のおかずを朝食用に少し取っておくのも1つの方法です。
炭水化物はカロリー源としては朝に無理に摂る必要はありませんが、ゆっくりと消化されるため、血糖値がそれなりの高さでキープされ、午前中の満腹感が得られます。
お米を食べると気分が落ち着く、という人は、朝食にもぜひお米を食べてください。卵かけごはんは栄養学的にもおすすめできる日本の朝食の代表です。

1~2分の余裕がある場合は、飲み物に固形物を一品加えた2品構成にしてみてほしい。
野菜ジュースとゆで卵、豆乳とみかん、緑茶と納豆――
こうした組み合わせは、必要な栄養素をある程度まとめて摂れる点でおすすめされている。
特に難しい調理は必要なく、前日に用意しておいたものを置いておくだけで実践できる。

3~4分取れる日には、そこにごはんやパン、野菜や果物を加えていく。
前夜のおかずを朝食用に少し取り置いておくことも、
手間を減らしながら栄養を補う現実的な方法として紹介されている。
炭水化物は朝に必ず摂らなければならないわけではないが、
ゆっくりと消化されることで血糖値が安定しやすく、
午前中の空腹感を抑える効果が期待できるという。

卵かけごはんは、栄養学的にも理にかなった朝食だ

お米を食べると気持ちが落ち着くと感じる人は、
朝食にもごはんを取り入れてよいという。
なかでも卵かけごはんは、手間がほとんどかからず、
たんぱく質と炭水化物を同時に摂れるという点で、
栄養学的にもおすすめできる日本の朝食として紹介されている。

「朝食を充実させなければ」と考えると、
準備の手間が気になって続かなくなることがある。
まず飲み物一杯から始め、時間と余裕に応じて少しずつ品数を増やしていくという発想は、
忙しい日常の中でも無理なく続けられる朝食習慣の形として参考になるだろう。

今日から試すなら、いつもの朝の飲み物を牛乳や豆乳、野菜ジュースに変えてみることだけでいい。

(本記事は、書籍医者が教える 栄養学的に正しい最高の食事術』をもとに作成しました。本記事は、医師による診断や治療の代わりとなるものではありません。健康状態に不安がある場合は、必ず専門の医療機関を受診し、医師の指示に従ってください。)