「地頭」を鍛えたいと思っても、今さら変えられないものと思われがちだ。だが、多くの社員を育成してきた東証プライム上場社長の木下勝寿氏は新刊『地頭スイッチ』で、「地頭はセンスではない。スイッチの押し方さえわかれば変えられる。AI時代になればなるほど『地頭』が重要になる」という。「地頭がいい人の効果的な時間の使い方」とは? ライター照宮氏が報告する。(構成/ダイヤモンド社・寺田庸二)
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トレーナーからの2つのアドバイス
ピラティスに週1回通い、毎日散歩も欠かさない。それを1年間続けてきたが、鏡の前に立ってみても何も変わっていない!
このままでマズいと、パーソナルトレーニングの体験に行ってみた。
トレーナーから言われたのは、「栄養のとり方(食事)」と「筋トレ」の2つだった。
これなら自宅でもできると思い、AIにメニューと食事を組んでもらった。
半信半疑で続けてみると、2週間で体がうっすら変わってきた。
ジムに通っていた頃より、運動する時間は短いのに不思議だった。
なぜ、努力が結果に結びつかないのか?
最短の時間で成果を最大化させるメソッドが注目されている木下勝寿氏は、著書『地頭スイッチ』の中でこう述べている。
このときのポイントは、
「どの変数が結果を左右しているか」
「どこを変えると全体に大きなインパクトが出るか」
を見極めること。
──『地頭スイッチ』より
ピラティスも散歩も、体に悪いことではないが、結果を左右する変数ではなかった。
食事と筋トレという2つの変数がそろったとき、体が素直に反応してくれた。
それまでの私がしていたのは、変数を見ずに全体をなんとなくこなすことだった。
これは体づくりに限った話ではないかもしれない。
売上が伸びない、成果が出ない、そういうときに「全体をもっと頑張る」という方向に行きがちだが、なぜか結果は変わらないか、ヘタするとマイナスになったりすることもある。
「無駄な努力ばかりで仕事をした気になっている人」へ
やることを増やしても結果が変わらないとき、問題は量ではなく、どこに集中するかを見極めていないことにある。
「変数」を意識するだけで、同じ時間と労力の使い方がまるで変わってくる。
自分が今、何に集中しているか。
その選択が本当に結果を左右する変数に向いているかどうか、立ち止まって考える機会は意外と少ない。
本書によって「何に集中すべきか」を根本から考えさせられた。








