米国がイランとの戦闘終結に向けて締結した覚書は、イランが商船への攻撃を繰り返すのであれば、意味はない。ドナルド・トランプ米大統領は7日、イラン産原油に対する制裁緩和を撤回してこの現実を認めた。イランは6、7の両日、ホルムズ海峡でミサイルを発射し、カタール産ガスを積んだ1隻を含むタンカー3隻を攻撃した。3隻ともオマーン沿岸付近を航行していたが、同海域はイランが全面的な航行停止をもくろんでいる場所だ。イランは自国の監視下でのみ商船の通航を再開し、許可制として近い将来には通航料を払った船だけに航行を認めるか、全く認めない構えだ。覚書には「イランは最善の努力をして、商船の安全な航行に向けた準備を進める」と書かれている。イランの政権は確かに準備を進めているが、それはホルムズ海峡を制圧するための動きだ。しかし、民間のタンカーに向けて一方的に発砲することは、これ以上ないほど明白な違反行為だ。