米連邦準備制度理事会(FRB)の当局者らは6月の会合で、年内はインフレが高止まりした場合、利上げが必要になるとの見解で大筋一致した。同時に、物価上昇圧力が早期に解消されれば、金利を据え置くことができるとの考えでも一致していた。8日公表された連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨(6月16・17日開催分)で明らかになった。FRBがどちらの政策経路を選ぶかは、まだ解決されていない問題、すなわち物価の押し上げ圧力が持続するかどうかにかかっている。議事要旨は、インフレの押し上げ要因として数カ月前にはほとんど議論に上らなかった人工知能(AI)への旺盛な投資について、当局者が一段と注視していることを示した。議事要旨によると、AI投資は中東での地政学リスクや関税とともに、物価を高止まりさせ、FRBを利上げへと傾かせかねない要因の一つとなっている。