今春、年次事業見直しに集まった米動画配信大手ネットフリックスの経営陣には、喜ぶべき多くの理由があった。利益は増加傾向にあり、会員の解約率は業界最低水準を維持。「ブリジャートン家」や「ストレンジャー・シングス 未知の世界」などのヒットシリーズも抱えていた。しかし、ある指標が暗雲を告げていた。会議の出席者によると、会員の「エンゲージメント」が低下の兆しを見せていた。事情に詳しい関係者らによると、当時は経営目標を巡る議論の一コマに過ぎなかったが、その後は会議で頻繁に取り上げられるテーマになった。エンゲージメントとは、コンテンツの視聴時間や、映画やシリーズを最後まで視聴する頻度を測る指標であり、現代のハリウッドにおける「聖杯(究極の目標)」となっている。会員の満足度が高く、解約リスクが低いことの証左となるためだ。
ネトフリ会員、エンゲージメント低下の兆し ライブ配信など検討
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