ドナルド・トランプ米大統領が掲げるパレスチナ自治区ガザの和平案では、戦闘で荒廃した同自治区の治安を維持し、イスラム組織ハマスが軍事勢力として再度台頭するのを防ぐため、2万人規模の国際平和維持部隊の派遣が想定されていた。だが、中東全体が戦争と平和のはざまで身動きが取れなくなる中、ガザへの「国際安定化部隊(ISF)」派遣では、初期要員として約10~20人を展開することにすら苦慮している。米軍高官や計画に詳しい複数の関係者が明らかにした。6月に展開する予定だったモロッコ軍は、数カ月以内に到着する見通しだが、直ちにガザに入るわけではない。まずはイスラエル国内のガザ国境付近で訓練を行い、その後、自治区内で限定的行動を開始する。後日、さらに多くの平和維持活動(PKO)部隊が合流する予定だ。