「タクシーでモメる客」が無意識に言っている〈あるある地雷ワード〉写真はイメージです Photo:PIXTA

タクシーに乗っていて「遠回りされているかも」と疑心暗鬼になったことがある人は多いだろう。だが、当然ながら、タクシー業界で働いているのは悪質ドライバーばかりではない。乗客に誠実に向き合う、良心的な運転手も数多く存在する。一般客が両者を見分ける方法と、逆に運転手を困らせる「地雷ワード」を、現役タクシードライバーの筆者が明かす。(現役タクシードライバー/物流ライター 二階堂運人)

※本記事は前後編の後編です。前編は以下からお読みいただけます。
>>「遠回り」するタクシー運転手は内心、何を考えているのか?

「人相」では判別できない
タクシードライバーの本質

 筆者はタクシードライバーになる前、一般客としてタクシーに乗っていた。

 駅のタクシー乗り場で順番待ちをすることもあったが、そのたびにドライバーの顔を確認し、人相が怖かったり、不愛想に見えたりしたら、わざわざ並び直すこともあった。

 信頼できないドライバーに当たってしまい、嫌な思いをすることを未然に防ぎたかったからだ。しかし、タクシー業界に入ってからは、ドライバーの本質は「人相からは判別できない」ということに気付かされた。

 そこで今回は、タクシードライバーとして働く中で気付いた「信頼できるドライバー」と「そうでないドライバー」の見分け方をお伝えしていこう。

 本稿の前編でもお伝えした通り、この世界には、時と場合に応じて最適なルートを選ぶドライバーだけでなく、遠回りなどの悪質な運転に手を染めるドライバーも存在する。

 配車アプリや地図アプリの普及によって、悪質なドライバーは淘汰されているものの、ゼロになったわけではない。

 信頼できる運転手は、渋滞情報や工事情報、時間帯特有の交通量などを緻密に計算し、最適なルートを選ぶことができる。

 そうでない運転手は、目的地までの最短ルートを知りながら、あえて渋滞区間や信号の多い道を選ぶ。あるいは、遠方から来た観光客や土地勘のない客を狙って、明らかに不要な迂回をする。 

 両者を見分ける方法は何なのか――。