嫌なことがあると、いつまでも頭から離れず、悪い気分を引きずってしまうことがある。嫌なことがあったときに、キッパリ頭の中から消すにはどうすればいいか? 話題の書籍『人生アップデート大全』をもとに、ライター・柴田賢三氏に自身の体験を交えながら「ストレスを長引かせない考え方」について寄稿いただいた。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)

嫌な気分に引きずられない方法・ベスト1Photo: Adobe Stock

ちょっとした出来事で嫌な気分に…

先日、ちょっと嫌な思いをした。

友人が、私の仕事につながりそうな人を紹介してくれるというので、小洒落たイタリアンで待ち合わせたときのこと。

少し早く店に着いた私は、案内されたテーブルでスマホの未読メッセージをチェックしていた。

入り口の方から「あちらのお席です」という店員の声が聞こえたので、友人たちが到着したのだなと思って顔を上げた。

すると、店員の近くにいる見知らぬ若い女性2人がこちらを見て、あからさまに嫌な表情を浮かべ、「ちがう」とでも言うように手を横に振っている。

「私たちが待ち合わせたのは、あの人じゃない」と言っているのだろう。

2人に頭を下げた店員は、私のすぐ近くの席に彼女たちを案内して座らせた。

私の視界から外れた席に案内すればいいものを、気まずいこと、この上ない。

彼女たちは私に背を向けて座ったので、こちらからは2人の表情は見えない。

2人からひそひそ話や笑い声が聞こえると、「あの人と待ち合わせるわけないじゃん」などと笑っているように思える。いたたまれない気持ちになった。

嫌な気分を解消する方法ベスト1:解釈を変える

停滞した自分を変える指南書『人生アップデート大全』の中には、「嫌な気分になったときにどうすればいいか?」について紹介している項目がある。

「ちょっとした出来事なのに、なぜか心に引っかかってしまう瞬間はありませんか?(中略)その場ではやり過ごしても、あとからじわっと嫌な気分が残る。
こうしたとき、まず大事な大前提は、『事実は捉え方次第でいかようにも変わる、すべてはどう解釈するかにかかっている』ということです」
――『人生アップデート大全』より

たしかに、出来事次第では、解釈を変えて前向きになることはできそうだ。

ただ、どう考えたって嫌な気分になってしまうときはどうすればいいだろうか。

著者の池田貴将氏は、うまく解釈できないときの必殺技として、「きっとこれは何かいい意味があるはず。今はまだそのよさが明らかになっていないだけ」と思えばいいとアドバイスしている。

「嫌な出来事も何かいいことにつながっているかも」と考えるだけで人生は変わる

私の場合、その日はモヤモヤした気持ちが残り、せっかく紹介してくれた人との会話も、いつもより弾まなかった。

しかし、次にその人と会ったときに、イタリアンでの出来事の話をして「あのときは嫌な気分になってしまって、ノリが悪かったと思うが申し訳ない」と詫びると、大笑いしてくれて一気に距離が縮まり、仕事にもつながったのだ。

池田氏は、本書の中で「この嫌な出来事も、あとから必ずうまく回収される」と解釈すると、人生が不思議とうまくいくと書いている。

まったく本当にその通りだ。

これからも嫌な出来事があったときは、「今は嫌な気分だけど、これはいいことにつながっているかも」と思うようにしたい。

(本稿は『人生アップデート大全』に関する特別投稿です)