同じ東大生からも優秀すぎて「宇宙人」と尊敬される、定員約100人のレア集団、東大理三の謎に包まれた実態を、教育ジャーナリスト・庄村敦子が取材。『東大理三の世界 日本一の天才集団にみた謎すぎる生態』では、普通の大学生とはまるで違う学生生活、恋愛、家庭環境、お金の話などに加え、天才すぎて凡人には理解不能な奇人変人エピソード満載。激レアな天才たちの頭の中、人物像、おいたち、卒業後の進路など徹底解剖!(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・中村直子)
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世界最大規模の合成生物学大会の対策をする異次元のサークルも!
理三には数々の天才が入学し、科学オリンピックのメダリストもいます。
ですから、理三に自信を持って合格するのは、至難の業です。合否を分ける合格最低点周辺にたくさんの受験生がひしめいています。
そんななか、高3生、浪人生が受験する東大模試で、中3や高1の時点からA判定をとる天才、科学オリンピックのメダリストも理三に入学します。彼らは高校時代から成績優秀者としてその名を全国に轟かせ、同級生にリスペクトされています。それは理三入学後も同じです。
今までに取材した成績優秀者やメダリストたちは、謙虚で真面目。好感度が高い人が多かったように思います。
2025年4月に理三に入学した河野(かわの)次郎さんもそうです。高2のときに数学、物理、地学、地理などの科学オリンピックで本戦に出場し、高3の6月に開催されたアジア物理オリンピックでは金メダルを獲得。共通テストは1000点満点の971点。東大の2次試験も全教科大きなミスなく解けたそうです。
「3年生までに研究室に入り、将来は研究医になりたいです。現在は、がん治療、再生医療、宇宙医学などにおいて、物理や数学で学ぶ内容をどう活かせるかに興味があります」
河野さんが所属しているサークルは、「iGEM UTokyo」と「TBA(東京大学バドミントン同好会)」。
「iGEMは、世界最大規模の合成生物学の大会です。アイデア出しやチームでの活動が、将来研究をするときに役立つと思って、入りました」
トップ頭脳を持った河野さんが研究医になり、病に苦しむ多くの人の命が救われれば、こんなにうれしいことはありません。
近年、全国的に研究医になりたい人が減っています。このためか、2016年から始まった東大の推薦入試(学校推薦型選抜入試)の医学部医学科の枠は、「医学研究者養成枠」と位置づけられています。







