人間関係を円滑にするのは意外とシンプルな作法です。「体」「時間」「環境」「思考」「心」「人間関係」をととのえるための具体的な習慣術を書いた『ととのえる。―超忙しくてもいつもご機嫌な人の習慣術―』(ダイヤモンド社刊)から、抜粋・編集して、紹介します
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シンプルだけど効果絶大な2つの言葉
人間関係をととのえる上で重視されている二大言葉といえば、「ありがとう」と「ごめんなさい」です。
これらの言葉は、単なるマナーとしての潤滑油であるだけではありません。
僕は、物事に区切りをつけるための大切な「心の節目」だと考えています。
何かをしてもらったときに「ありがとう」と伝え、ミスをしたときに「ごめんなさい」と口にする。
一度きちんと感謝や謝罪を伝えることは、いわば「手紙を一枚書き終える」ようなものです。
書き終えて封をすることで、また新しいエピソードが始まります。
「ありがとう」や「ごめんなさい」には、過去の出来事を一度清算し、清々しい気持ちで次へと進むための、ポジティブな儀式としての役割があるように感じます。
先手で「仲間」に変える、入口の作法
また、これらの言葉には、手紙を書き終えるという過去の清算とは別の側面もあります。それは、コミュニケーションを円滑に動かすための「入口の作法」としての側面です。
具体的には「お礼から入る」「謝罪から入る」という先手のアクションです。
たとえば、初めてお会いする方には「今日はお会いできて光栄です。ありがとうございます」。
打ち合わせなら「お忙しい中、時間を作ってくださりありがとうございます」。
これだけで「僕はあなたにとって害のない、味方ですよ」というサインになり、場の空気を一気にほぐすことができます。
「ごめんなさい」も同じです。
何かトラブルがあったとき、自分を正当化したくなるのをグッとこらえて「さっきの言い方は少し強引だったね、ごめんなさい」と先に自分から非を認めてしまう。
すると相手も「いや、こちらこそ説明が足りなくて」と歩み寄ってくれます。
どちらが正しいかを競う「対立」から、どう解決するかを考える「協力」へと、関係性が一瞬でスイッチするのです。
※本記事は、川田直樹著『ととのえる。―超忙しくてもいつもご機嫌な人の習慣術―』(ダイヤモンド社刊)から、抜粋・編集したものです。







