「人が辞めない職場」は、給料や福利厚生だけで決まるものではない。部下が「ここで働き続けたい」と思える職場には、共通する特徴がある。それは、一人ひとりが「自分はこのチームに必要とされている」と実感できることだ。では、その実感をリーダーはどのようにつくればよいのだろうか。話題の書『リーダーのふるまい大全』の著者・本田淳也氏が、その具体的な方法を解説する。
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「必要とされている実感」を生み出す
「自分がいなくても、きっと誰かがやってくれる……」
そんなふうに感じていそうな部下はいませんか?
「自分はいてもいなくても同じ」と感じながら働いている人は、実は少なくありません。でも、やりがいの源泉は、「自分がここに必要なんだ」という実感です。
その実感をリーダーが意識してつくりだす方法があります。
それが、他のメンバーがいる場でその人の価値を「公言する」こと。
本人に直接伝えるのも大切ですが、周囲の前で言葉にすることで、効果は何倍にも膨らみます。
人前で「メンバーの強み」を公言する
年代や立場によって、その人の価値は違います。
だからこそ、その人らしい言葉で伝えることが大切です。
新人には「○○さんのフレッシュな視点のおかげで、みんなも刺激を受けてるよ」。
中堅には「○○さんがいるから、新人も安心して相談できるんだよね」。
ベテランには「困ったときの最後の砦。○○さんがいてくれるだけで心強い」。
経験や技術の長さだけが価値ではありません。
それぞれの立場にしかない強みを、言葉にして届けることが重要です。
お互いを認め合う「好循環」が生まれる
みんなの前で価値を認められた本人は、一対一で褒められるより強く記憶に残ります。
それを聞いた他のメンバーも「自分も何か役に立てることはないかな」と前向きになる。
お互いを認め合う文化が生まれ、チーム全体の結束が強まっていくんです。
最初は短い一言で十分です。
朝礼で「○○さん、昨日のサポート、ありがとう」と伝えるだけでいい。
そんな小さな積み重ねが、職場を確実に変えていきます。
(本稿は、『3000件の職場の悩みを解決したプロが教える リーダーのふるまい大全』の発売を記念したオリジナル記事です)








