米連邦準備制度理事会(FRB)が来週開く連邦公開市場委員会(FOMC)は、近年まれに見る「予測不能な会合」になりつつある。原油価格が再び高騰し、タカ派が利上げを強く求める一方、インフレ減速を示す指標が現状維持派を後押しするなど、判断材料が真っ向から対立している。その会合を取り仕切るのは、自身の見解を一切明かしていない新議長だ。ウォーシュ議長はここ2カ月間、FRBが高インフレを黙認しているという投資家の見方を払しょくするため、物価を再び安定させると繰り返してきた。しかし、現在の政策金利の水準でどのようにそれを達成するかは明示していない。利上げを求めるタカ派はより強硬であり、そのうちの数人は、来週のFOMCで政策金利が据え置かれた場合、その判断に反対票を投じていたことが明らかになる可能性がある。影響力のあるFRB高官らは先週、7月会合では据え置きに傾いているものの、年内それ以降の会合では、より引き締め的な政策を支持する可能性を示唆した。7月会合で据え置きとなれば、議論を9月の次回会合に先送りするだけで、ほとんど何も解決しない可能性がある。
FRB政策会合、近年まれに見る「予測不能」な展開に
インフレ指標の減速で利上げ圧力は和らいだが、中東紛争が不安を再燃させている。新議長は手の内を明かさず
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