「もっとわかりやすく話して」と、わが子に注意していませんか? 子どもの言語化力を伸ばしたい親心ですが、完璧な言葉を求めるほど子どもは萎縮し、心を閉ざしてしまいがちです。単語の羅列やジェスチャーも立派な表現の第一歩。完璧さを手放し、子どもの「考える力」と積極的な発言を引き出す環境づくりのコツをお伝えします。

子どもの「言語化力」を潰す親のNG行動・ワースト1Photo: Adobe Stock

子どもの「考える力」を潰す親のNG行動
“完璧な言葉”を求めていませんか?

家庭学習や日常の会話の中で、子どもに対して「もっとわかりやすく話しなさい」「主語と述語をしっかりしなさい」と注意していませんか?

論理的な思考力や表現力を身につけてほしいという親心からですが、このアプローチが実は逆効果になっている可能性があります。そこで、親子の対話を深め、子どもの本当の力を引き出すための「空気づくり」のコツをご紹介しましょう。

「ちゃんとした文章」を求めるほど子どもは黙る

大人はつい、理路整然と整った言葉でのコミュニケーションを求めてしまいます。しかし、言葉の発達段階にある子どもにとって、自分の考えを最初から完璧な文章にして出力することは至難の業です。

対話の雰囲気づくりとして大事なこととしては、「ちゃんとした文章にしないとダメ」という張り詰めた空気感をつくらないこともあります。それだとハードルが高すぎて、子どもが嫌になってしまいます。
――『成績アップは「国語」で決まる! 偏差値45からの東大合格「完全独学★勉強法」』より

ビジネスのブレインストーミングでも、厳しいルールや批判的な空気があるとアイデアが出なくなるのと同じです。家庭内に「正しく話さなければならない」というプレッシャーがあると、子どもは失敗を恐れて心を閉ざしてしまいます