「Z世代って仕事よりプライベート優先だよね」訳知り顔で語る人がイラつかれる理由写真はイメージです Photo:PIXTA

「話しかけるな」オーラを漂わせていたり、ミスを頑なに認めなかったりと、厄介に感じる上司や部下は多くの職場に存在する。だが、精神科医のTomy氏は、そんな人に振り回される必要はないと断言。職場の憂鬱(ゆううつ)を半減させる、有効なコミュニケーション術とは――。※本稿は、精神科医Tomy『精神科医Tomyの人づきあいはテキトーでいいのよ 無理せず「めんどい人」をかわすコツ』(日本実業出版社)の一部を抜粋・編集したものです。

大きすぎる「主語」は
相互理解を遠ざける

「Z世代って仕事よりプライベート優先だよね」訳知り顔で語る人がイラつかれる理由上司「上司の誘いを断ったり、上司より先に帰ったりするなんて!」。若手「仕事第一・プライベート軽視の価値観を押しつけないで!」(同書より転載)。 イラスト・カツヤマケイコ

 アテクシも、つい「最近の若い人は…」などと口走りそうになり、そのたびに「自分もオジサンになったなあ」としみじみ思うの。かのソクラテスも若者に嘆いていたようだから、大昔から普遍的にある話みたいね。

 こうした言い方に反発する人もいるようだけど、その原因の一つは「主語が大きすぎる」ことかもしれないわ。