実は、映画のオーディションに落ちた彼を、社長がそのまま旭川へ連れてきてステージに立たせたという、ファンの間では伝説のエピソードです。当時では規格外の手足の長さ、小さな顔、特徴的な声……。まだデビュー前の少年に、私は一瞬で心を奪われました。まさに「ひと目惚れ」でした。
結婚後は、娘が生後3カ月のときにコンサートへ連れて行ったこともあります(笑)。夫は当初、そんな私にいい気はしていなかったようで、HIROMIさんのことも「歌が下手だ、チャラチャラしている」と批判的でした。
しかし、ディナーショーを一緒に見る機会があり、そこで「歌、うまいんだね」と印象が激変。それからは毎年、九州や京都など遠方のディナーショーへ旅行がてら一緒に行ってくれるようになりました。夫は13年前に亡くなりましたが、夫婦で旅した推し活の思い出は、今も私の宝物です。
私はスマホやPCを推し活でフル活用しています。チケットは紙と電子を選べるのですが、あえて「電子チケット」を選択。紙だと忘れたりなくしたりしてしまう心配がありますが、スマホなら安心ですから。チケット管理サービス「チケットボード」や、行けなくなったときのリセール機能も使っています。最近は音楽サブスクリプションの「Spotify」でプレイリストを作り、昔はレコードで聴いていた曲を、スマホでいつでも楽しんでいます。仕事ではGoogleドキュメントなどのツールに加え、話題の「ChatGPT」も活用中。スマホのおかげで、推し活も仕事も100倍楽しくなりました!
周囲には「HIROMI大好き!」と公言しているので、テレビ出演があると友人や仕事関係者から「見てる?」と連絡が殺到します(笑)。推し活は、曲を聴くだけで少女時代の自分にタイムスリップできる魔法の時間。2ショット撮影会のために、健康と美容に気を遣うことも日々の原動力になっています。
「この人のために元気でいよう」が
90代女性の日々を支える
【信子さん/90代】
私の推しは「演歌界の貴公子」と言われる山内惠介さんです。けいちゃんに出会ったのは2005年のこと。兵庫県立芸術文化センターへ舞台『曽根崎心中』を観に行った際、出演していたけいちゃんを初めて見て、一目で惹かれました。







