面接で「中身スカスカな学生」と「本当に優秀な学生」を見分ける〈ずるい質問〉写真はイメージです Photo:PIXTA

「学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)」を聞いても、どの学生も同じような答えに聞こえる――。新卒採用の面接官なら、一度はそんな経験があるのではないだろうか。今回は数万人規模の応募者を選抜してきた元・DeNA採用責任者の経験から、優秀な候補者を一発で見抜く「ズルい面接法」をご紹介しよう。(山田進太郎D&I財団 COO 石倉秀明)

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「ガクチカ」だけでは
本当の実力は見抜けない

 読者の中には新卒採用の面接官として駆り出されている人も少なくないのではないだろうか。

 昨今の新卒採用は大学3年生の夏のインターンシップから始まり、4年生の後半まで続く長丁場である。学生が大変なのはもちろんだが、企業としても早期から優秀な学生を確保するためにかなり趣向を凝らしたサマーインターンシップを実施している。

 結果として、人事ではない部署で働く人たちも新卒採用の面接官やインターンシップのメンターとして登場する場面も増え、優秀な学生の見極めと彼らを惹きつけるために奮闘することが増えているのではないだろうか。

 筆者は起業する直前、DeNAの新卒採用責任者として働いていた。当時のDeNAは(おそらく現在もだと思うが)、新卒採用に非常に力を入れており、応募者は年間で数万人単位であった。その中からえりすぐりの優秀な50名強を選抜していくことは至難の業だったといっても過言ではない。

 Webテストやグループディスカッションなどで一定のふるい落としはするが、やはり最終的には面接でしっかりとその学生の実力や能力を見抜いていくことが重要になってくる。

 しかし、この面接で学生の能力を見抜くというのは非常に難しい。社会人としての経験があるわけではないので、過去やってきたこと、特に学生時代に頑張ってきたことのエピソードからその学生の真の能力を見抜かなければいけない。

 この学生時代に頑張ってきたこと(学生の中では「ガクチカ」と呼ばれている)への回答は学生も準備してきているので、どの学生も良いように見えるし、同じような回答が並ぶことも珍しくない。

 しかし企業としては、できれば学生が準備してきていない質問などを使い、学生の能力や個性を見極めたい。

 今回は優秀な候補者を一発で見抜くために筆者が使っていた「ズルい面接法」をご紹介しよう。

 面接方法は4ステップに分けて行う。最初の質問だけで、学生の「頭の使い方」は驚くほど見えてくる。