絶対に採用してはいけない「ハリボテ人材」を見極める2つの質問写真はイメージです Photo:PIXTA

面接では、「コミュニケーション能力が高そうな人」が好印象を持たれやすい。だが、その印象をそのまま信じて採用すると、入社後に「こんなはずじゃなかった」と後悔するケースは少なくない。数千人の採用面接を行ってきた経験から見えてきたのは、「話がうまい人」と「仕事ができる人」は必ずしも一致しないという事実だ。面接官が見抜くべき本当のポイントとは何なのか。(山田進太郎D&I財団 COO 石倉秀明)

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面接で「コミュ力高そう」な人ほど要注意

 採用面接をしていると、「この人、コミュ力高いな」と感じる候補者にしばしば出会う。話が滑らかで、こちらの質問にもテンポよく答え、雰囲気も明るい。面接官としては「印象がいい」「現場でもうまくやれそうだ」と感じてしまう。しかし、ここに大きな落とし穴がある。

 筆者はこれまで人事責任者として、また経営者として、数千人を面接してきた。その経験の中で、「面接でコミュ力が高いと感じた人ほど、入社後にイマイチだった」というケースも残念がら数多く見てきた。

 なぜこうしたミスマッチが起きるのか。原因はシンプルで、面接官の多くが「話が上手いこと」と「仕事ができること」を、無意識に同じものとして扱ってしまっているからだ。

 結論から言うと、「コミュ力高そう」に見える人の中には、「話す力」だけが高く、「考える力」がまったく伴っていないタイプが一定数いる。こうした「話術だけのハリボテ人材」を見抜けずに採用してしまうと、現場に入った瞬間に化けの皮が剥がれることになるのだ。

 では、面接という限られた時間の中で、「話す力」と「考える力」をどう見分ければいいのだろうか。実は、本当に仕事ができる人と、「コミュ力高そう」に見えるだけの人には、決定的な違いがある

 その違いは、面接でたった2つの質問を投げかけるだけで、驚くほどはっきり見えてくる

 今回は、面接で「コミュ力高そう」に見える人のうち、絶対に採用してはいけないタイプの特徴と、その見抜き方について書いていきたい。